カナダ・アメリカ留学後、一般企業に入職。その後、理学療法学科へ入学し理学療法士免許を取得。 整形外科クリニック、リハビリテーション病院を経験され、2018年訪問看護ステーション ゴルディロックスへ入職。 笑顔が素敵な理学療法士、みんなのアニキです!
今回は、訪問看護ステーションゴルディロックスで活躍する理学療法士のKさんにお話を伺いました。「リハビリは一方通行ではない」と語るKさん。その言葉に込められた、仕事のやりがいと、ご利用者様への深い想いに迫ります。
「いい空間」が最高のケアを生む。ご利用者様とじっくり向き合う、訪問リハビリの現場から
じっくり向き合う時間があるから、質の高いリハビリが提供できる
─ まず、Kさんが感じる訪問リハビリの一番の魅力について教えてください。
Kさん:
ご利用者様とゆっくり、じっくり向き合える時間があること。これが素晴らしい点だと思います。ご利用者様の日常生活で本当に困っていること、やりにくい動作を丁寧にお伺いし、身体機能の痛みやしびれに対して、訓練をする。一人ひとりに合わせたアプローチを時間をかけて実践できるのが魅力です。
多様な経験を持つ仲間と、「ご利用者様第一」の理念に惹かれて
─ 一人ひとりに時間をかけて丁寧なリハビリを行う上で、働く環境も重要かと思います。ゴルディロックスに入社を決めた理由は何だったのでしょうか?
Kさん:
ここには、様々な経験年数や、急性期から維持期まで色々な病期を経験されてきたスタッフが多く在籍しています。自分の経験以外のことを、日々の業務を通して仲間から学べる環境に魅力を感じました。また、会社全体として「ご利用者様の事を第一に考えている」という理念に深く共感し、ご縁があって入職を決めました。
リハビリは一方通行じゃない。ご利用者様から学ぶことの面白さ
─ 理念に共感できる仲間と働けるのは心強いですね。お仕事のやりがいを感じるのは、どのような瞬間ですか?
Kさん:
もちろん、リハビリを通してご利用者様に笑顔になって頂いたり、「ありがとう」と感謝の言葉を頂いたりすると、非常に幸せな気持ちになります。それに加えて、人生の先輩であるご利用者様から、色々なお話を聞けるのも興味深いですね。
なんとなく「リハビリ」と言うと、セラピストからの一方的な働きかけというイメージがあるかもしれませんが、実際は逆で、私たちもご利用者様から生き方や知恵など、色々なことを教えていただくんです。その双方向のコミュニケーションが、この仕事の面白さだと感じています。
セラピスト自身の「元気」が、ご利用者様との「いい空間」をつくる
─ 最後に、Kさんがお仕事をする上で、最も大切にされていることを教えてください。
Kさん:
こちらが元気がないと、それは必ずご利用者様にも影響すると考えています。ですから、リハビリに伺う際には、まず自分自身が心身ともに良い状態でいること、そしてご利用者様と「いい空間」「いい時間」を一緒に作っていくことを常に心がけています。いつもいつも完璧にとはいきませんが、お互いにとって気持ちのいい時間を過ごすことが、ご利用者様の体調改善にも繋がりやすいと信じています。
─ 高い専門性はもちろんですが、それ以上に、ご利用者様から学ぶ謙虚な姿勢や、ご自身の在り方が場の空気に影響するという深い洞察に感銘を受けました。「いい空間」を大切にされているKさんだからこそ、ご利用者様も心を開いて笑顔になれるのですね。本日は貴重なお話をありがとうございました。