“少し先の未来”を見つめて提案する。利用者様の“身体への気づき”を促す、伴走型リハビリテーション

今回は、訪問看護ステーションゴルディロックスで活躍するリハビリ専門職のFさんにお話を伺いました。基本に忠実でありながら、常に一歩先を見つめる。その深い洞察力に裏打ちされた、仕事への哲学とやりがいに迫ります。

“少し先の未来”を見つめて提案する。ご利用者様の“身体への気づき”を促す、伴走型リハビリテーション

社長の熱意と、スタッフの活力。入社の決め手は「人のエネルギー」

─ まず、Fさんが数ある事業所の中から、ゴルディロックスに入社を決めた理由を教えていただけますか？

Fさん：
理由は主に3つあります。1つ目は、面談時に社長が語ってくださった、会社の確固たるビジョンとその熱意に強く共感したこと。2つ目は、実際に見学した際、スタッフの皆さんが本当にイキイキと働いていたのがとても印象的だったこと。そして3つ目は、板橋区での評判の良さと、通勤のしやすさといった実用的な面です。総合的に判断して、ここで働きたいと思いました。

基本に忠実に、そして相手の“少し先の未来”を見つめる

─ 実際に働く中で、お仕事において大切にされていることを具体的に教えてください。

Fさん：
まず仕事全般においては、基本に忠実に、決められた期限までに、一つひとつの業務を確実・丁寧に実施することを徹底しています。
その上で、リハビリの専門職としては、ご利用者様と目標をしっかりと共有し、ただ現状を見るだけでなく、相手より少し先の未来を見つめて、より良くなるための提案をするように心がけています。そのために、ご利用者様の眼をしっかり見つめて、その想いを深く聴くことを大切にしていますね。

─ 「少し先の未来を見つめて提案する」というのは、非常に深いですね。具体的にはどのように意識されていますか？

Fさん：
例えば、ご利用者様ご自身がまだ気づいていないような、ほんの些細な身体の変化にも私たちが先に気づき、それを「良くなっていますよ」と肯定してお伝えすることです。ご自身の身体がどう変化しているのか、その“身体への気づき”を与えられるような表現“を常に考え、言葉にしてお伝えするようにしています。

“あなたのおかげ”。その一言と、名前を憶えてもらえる喜び

─ そこまで深く寄り添うからこそ、得られる喜びも大きいのではないでしょうか。お仕事のやりがいや魅力を感じるのは、どのような瞬間ですか？

Fさん：
はい。「“あなたのおかげで良くなったよ”」「“リハビリのある、○曜日が来るのが楽しみなんだ”」といったお声を直接いただけることが時々あり、その瞬間は本当に嬉しく、やりがいを感じます。
また、多くのスタッフがいる中で、私の名前と顔をしっかりと結びつけて憶えていただけることにも、一人の専門職としての喜びを感じますね。

抜群の「風通しの良さ」が、円滑な連携を生む

─ そうした日々のやりがいを、チームとしてはどのような雰囲気で支えているのでしょうか？職場の社風について教えてください。

Fさん：
抜群に風通しが良いと思います。部署や職種、役職といった垣根が全くなく、良い意味で遠慮せずに、円滑なコミュニケーションを取れるのが当たり前の文化として根付いています。それがとても嬉しいですね。

運動療法だけじゃない。人生を豊かにするお手伝い

運動療法はもちろんですが、それだけでなく、日々の生活がより快適に送れるような環境調整や、生活面での工夫をご本人やご家族と一緒に考えていきたいです。何よりもご利用者様の笑顔を第一に、充実した日々を送れるよう、これからもお手伝いさせていただきます。

─ 「基本に忠実」という信頼の土台の上に、「少し先の未来を見つめる」という希望の提案があり、さらに「身体への気づき」でご本人の力を引き出す。Fさんのリハビリテーションへの深い哲学と、それを支える風通しの良い職場の魅力がよく伝わってきました。本日はありがとうございました。