「訪問リハビリに興味はあるけれど、病院以外での経験がなくて不安…」
そんな声は少なくありません。今回は、病院から訪問リハに転職した新人理学療法士Cさん(26歳)の体験談をご紹介します。
「最初はとにかく不安でした。“一人で患者さんの家に行く”という状況自体が未知すぎて。道に迷わないか、ご家族とうまく話せるか、毎日緊張していました。」
訪問リハでは、ただリハビリを提供するだけでなく、“生活全体をどう支えるか”という視点が求められます。自宅の段差、家具の配置、生活スタイル……全てがリハビリの対象になるのです。
しかし、Cさんの不安は、丁寧な研修と同行訪問で徐々に和らいでいきました。
「最初の3か月は必ず先輩が同行してくれました。何を観察するか、どんな会話をするか、すぐにフィードバックをもらえて、“ひとりにされない安心感”が大きかったです。」
訪問リハならではの魅力もすぐに感じたといいます。
「“また自分で立てた!”“階段が一人で降りられた!”——そんな喜びを、利用者さんと一緒に分かち合えるのが嬉しいですね。病院では感じにくかった“生活に密着したリハビリ”の手応えを感じています。」
現在では、Cさんは一人で5〜6件を訪問し、利用者に合わせたメニューを自分で作成。病院勤務時代には見えなかった“自分で考えて行動する力”が自然と育ってきたと語ります。
「未経験でも、挑戦する価値は大きいです」と笑顔で語るCさん。あなたも“自分らしいリハビリ”を、訪問の現場で始めてみませんか?